お疲れさまです。Uddyです。
わが家は30代共働き・子ども2人の4人家族です。現在の総資産は3,500万円を超えました。新NISAは夫婦で満額投資を目指しながら、資産5,000万円の形成と、サイドFIREを長期目標にしています。
最近、家計簿を眺めながらふと思ったことがあります。
「うちの生活費、ここ5年で増えてるな」
もちろん思いつく理由はいくつかあります。
この5年間でUターン転職を経験しましたし、次女も生まれました。家族構成やライフスタイルが変われば、お金の使い方も変わります。
また、資産が増えてきたことで、
- 家族旅行
- 外食
- レジャー
など、「モノ」よりも「経験」にお金を使う機会が増えた自覚もあります。
しかし、本当にそれだけでしょうか。ニュースでは毎日のように、
- インフレ
- 物価高騰
- 値上げラッシュ
という言葉を耳にします。
もしかすると、生活水準が変わっていなくても、同じ暮らしを維持するためのコスト自体が上がっているのではないか。
そう思い、実際のデータを調べてみました。
まずは物価の上昇を確認
以下のグラフは総務省の統計データをまとめたものです。データは2020年を基準の100としたときの消費者物価指数(CPI)の推移が算出されています。
消費者物価指数は上昇傾向で推移しており、エネルギーや生鮮食品の影響も含めた「総合」では2025年末時点で113.5となっています。
また私たちの生活に直結する、「生鮮食品を除く食料」も右肩上がりに上昇しており、2025年末時点では129となっています。

スーパーに行くたびに感じますが、
- ケチャップやソース類
- 油
- 洗剤類
など、以前の感覚で買い物をすると、レジで驚くことが増えました。
数字としても、物価上昇は確実に進んでいます。
生活費はどれくらい増えたのか
次に家計調査を見てみます。
データは総務省の「家計調査(家計収支編・二人以上の世帯)」から引用しています。
※なるべく、わが家の共働き夫婦4人世帯に近いデータと比較するため、高齢者世帯や無職世帯の影響を除いた「二人以上の世帯のうち勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)」のうち「4人」のデータを参照しています。
また、消費支出に含まれる「住居費」は賃貸住宅の家賃や持ち家の設備修繕費の平均額になっており(住宅ローンは含まれない)、私たちの実感と少々乖離があるため、「消費支出(住居費を除く)」についてもまとめました。

グラフを見ますと、ここ5年で1ヶ月当たりの生活費は5万円ほど上昇しています。
つまり、「生活費が増えたと感じるのは、自分だけではない」ということです。
私自身の支出増加にはライフステージの変化もありますが、社会全体としても同じ生活を維持するために必要なお金が増えていると考えられます。
物価上昇は悪いことなのか?
ここで誤解してはいけないのが、物価が上がること自体は必ずしも悪いことではないという点です。
理想的な経済成長のサイクルは、
- 賃金が上がる
- 消費が増える
- 需要が拡大し物価が上がる
- 企業の利益が増える
- さらに賃金が上がる
という流れです。問題は、物価上昇に賃金上昇が追いついているかどうかです。

平均の賃金は増えている
所得データにはさまざまな統計があります。
今回はシンプルに、厚生労働省の賃金構造基本統計調査で比較してみました。
データを確認すると、一般労働者における男女合計の平均賃金は、
- 2020年:30万7,700円
- 2025年:34万600円
という結果になり、賃金は上昇傾向であることが見て取れます。

確かに名目上は増えています。しかし、ここで重要なのは次の指標です。
実質賃金はほとんど伸びていない
実質賃金とは、物価上昇を考慮した「本当の購買力」を表す指標です。
厚生労働省の毎月勤労統計によると、2025年の実質賃金は前年比マイナス1.3%で、4年連続のマイナスとなりました。名目賃金は増えていても、物価上昇の方が大きかったことを意味しています。
つまり、給料は上がったけど生活は楽になっていないという感覚は、データから見ても自然なことだと思います。

一方で、直近の2026年の速報データでは5か月連続プラスになっています。
私のようなひねくれものは「前年比なんだから、比較対象が低ければ、そりゃプラスになりやすいでしょ」なんて思ってしまうところもありますが
これは一つ明るいニュースと言えるかもしれません。年末までこの調子が維持されることを期待したいと思います。
エンゲル係数にも表れている
ここでエンゲル係数も見てみましょう。エンゲル係数とは、消費支出に占める食費の割合です。
今ではあまり耳にすることがなくなりましたが、われわれ世代には聞きなじみのある指標だと思います。一般的に、この数値が高いほど生活に余裕が少ないと考えられています。
2024年のエンゲル係数は28.3%となり、平成12(2000)年以降最も高い値となりました。

エンゲル係数上昇の背景には
- 円安による輸⼊価格上昇の影響で多くの食品価格の上昇
- 単価の高い調理⾷品や外⾷の⽀出が増加したこと
- ⾷料への⽀出割合が高い⾼齢層が増加したこと
などが指摘されています。
食費は削りにくい支出です。そのため食品の値上がりは、家計にダイレクトに効いてきます。
インフレは価格と価値を見直すチャンス
インフレは時代の流れとして、個人が止めることはできません。
だからといって、「どうせ値上がりするから仕方ない」と諦めてしまうのも少しもったいない気がします。
むしろ、価格と価値を見直す良い機会でもあります。
いつも買っているあの商品、少し下のグレードを試してみたら大して変わらなかった、なんてこともよくあります。
いい例だと思うのがマヨネーズです。
カロリーオフの商品は、オフ率が高くなるほど油の含油率が減り、増粘剤が増え、価格も安くなる傾向があります。
個人的には50%オフまでは「マヨネーズ」として普通においしく食べられます。
しかし75%オフあたりを超えてくると、もはや別の調味料のように感じます。
これは完全に好みの世界ですね。
内容量にも要注意
内容量も一つ大事なポイントです。まとめ買いや大容量だからといってお得になるとは限りません。
洗剤や柔軟剤も
詰め替え商品の方が実は割高なんてこともあります。
最近見た例ではドラッグストアで見かけた石鹸でした。
写真の2つの石鹸、皆さんならどちらがお得に感じますか?私は直感では右側の商品がたくさん入っていてお得に見えました。

しかしグラム単価で計算すると、
- 左側:262円(税込み)÷(125g×2個入り)=1gあたり1.048円
- 右側:658円(税込み)÷(85g×6個入り)=1gあたり1.290円
つまり左側の方が安かったのです。おそらく、個数が多くなる分、余計な包装費がかかったのではないかと考察します。
さらに石鹸は最後が小さくなると使いづらいので、1個あたりのサイズが大きいのもアドバンテージです。
私みたいに、ここまで気にするのは少し変態的かもしれませんが(笑)
たまには疑いの目を持って計算してみると、意外な幸運に巡り会えるかもしれません。
ではわが家の生活は苦しくなったのか
最後に、自分自身を振り返ってみます。
私も主夫の端くれとして、物価高騰には敏感になっていますし、生活コストも上がってると思います。
しかしながら、「生活が苦しい」という感覚には陥っていません。
2020年といえば、ちょうど本格的に投資を始めた頃です。
家計簿を見ると2020年3月末の総資産は、366万8,647円でした。
現在は約3,700万円。
5年間で3,000万円以上資産が増えたことになります。
理由はシンプルで「投資という仕組みに出会ったから」、それ以外にないと思います。そして、
- 投機と投資の違い
- 長期投資の考え方
- インデックス投資
を学び、実践してきました。
インフレ時代を生き抜くために
ここ5年で、インデックス投資で利用される主要指数は大きく成長しました。
オルカンやS&P500などに長期投資をしていた人は、資産形成の恩恵を受けた方も多いと思います。
もちろんインデックス投資をしていたからと言って、必ず資産が増加する保証はありません。
しかしながら、現金だけを持つという選択もまた、一つのリスクです。
インフレ率を上回るリターンを期待できる投資先に資産を置いておくというのは、今後の日本社会で生きていくには、必要不可欠になっていくように思います。
さらに、投資だけでなく
- 家計管理すること
- 価格と価値を見極めること
ことの重要性は以前よりも高まっているように感じます。
インフレが生活に直撃していることはデータからも明らかですが、企業側としても新たな顧客を取り込むチャンスだと考えているはずです。
私はスーパーを歩くことも、一種の市場調査だと思っています。私自身もただ値上げを嘆くだけでなく、企業や市場の動きを観察しながら、自分なりに賢く立ち回っていきたいものです。
ここまで読んでくれた方、長時間お付き合いいただきありがとうございました。それではまた( ^^)ノシ
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